特殊浴場防犯組合の活動

金津園は、岐阜市に位置する全国的にも知られた歓楽街のひとつです。
JR岐阜駅南口から徒歩圏内という利便性の高い立地にあり、長年にわたり多くの来訪者を迎えてきました。

現在の金津園には多数の特殊浴場店舗が集まり、
来街者の多様なニーズに対応できる街として形成されています。
その一方で、地域住民の生活圏とも隣接していることから、
秩序ある営業と地域との共存が強く求められてきました。

金津園の歴史は、1888年（明治21年）に厚見郡上加納村字金津に開かれた金津遊郭にまで遡ります。
その後、西柳ヶ瀬への移転、戦時中の強制移転を経て、戦後1950年（昭和25年）に現在の岐阜駅南口周辺へと整備されました。

この際、各店舗の敷地が均等に区画されたことは、
現在も金津園の街並みが整然としている理由のひとつとなっています。
赤線地帯から特殊浴場街へと時代とともに形を変えながらも、
金津園は地域と共に歩んできました。

こうした背景のもと、地域の安全確保・健全な営業環境の維持を目的として設立されたのが、金津園特殊浴場防犯組合です。

本組合では、加盟店舗が一体となり、以下の方針のもと活動を行っています。

1. 防犯思想の普及と徹底
2. 業界の健全な発展を目指す取り組み
3. 反社会的な勢力の排除
4. 社会福祉・地域貢献活動
5. 定期的な警邏・安全確認活動

個々の店舗だけではなく、地域全体として責任を持つ体制づくりを行うことが、
来街者の安心と地域社会からの信頼につながると考えています。